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(1)動物愛護センターで最後を迎える犬たちの言いようのない叫び
里親募集のボランティアの仕事で、首都圏の東部にある動物愛護センターを訪れました。
読んで字のごとく「動物を愛情をもって護る施設」であるべきセンターはその理念とは、かくも
かけ離れた実態でした。近隣の通報により捕獲された犬猫、飼い主が飼えなくなったからといって処分して下さいと持ち込まれた犬猫たちのうち、ボランティアにより引き取られそうなものは別室のケージに1週間保管されてオファーを待ちますが、それ以外は曜日毎にしつらえられた大部屋(コンクリート丸出しの8畳ほどの格子)に収納され、1週間後にガス室で殺処分されるという事です。
つまり月曜日に行くと、月曜の札がかかった大部屋には犬猫はいません。朝早くすでに殺処分されているからです。そして、その日のうちに捕獲された犬猫たちが、その部屋に収容されるというシステムです。第二次大戦中のドイツ軍によるユダヤ人大殺戮(アウシュビュツ収容所)のような希望も何もない世界がそこにはあります。
大部屋の前を通ると、犬たちが一斉にこちらに視線を注ぎます。恐怖からか小さくうずくまっている犬や、呆然としている犬、さかんに吠えて外に出ようとする犬、中には収容後に子犬が産まれて母犬のお乳にむしゃぶりついているケースもあります。この子犬たちも引き取り手がなければ、わずか数日の生命で終わってしまう運命にあります。
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