● トップインデックス>最後まであきらめない

昨日の高校野球決勝の試合「広陵対佐賀北」は劇的な幕切れでした。全く打てなかった投手から最後の最後に満塁ホームランで逆転、「最後まであきらめない」を全国に知らしめた瞬間でした。この「最後まであきらめない」こころは、勝ち負けや成功・失敗を度外視したところから生まれてくるように思います。

それは「無欲無心」のこころに通じるものがあります。単に相対的な意味しか持たない「勝つことや成功する」まであきらめないの境地ではなく、自分の能力に対する達成感のこころではないでしょうか。つまり「最後まであきらめない」は「最後まで自分の能力を出し切る」ことではないでしょうか。

出し切った結果として一番強かったか二番目に強かったかは問題外の事で、敗れた広陵の監督が「押し出しのボールの判定はおかしい、高野連から除名されても構わないから審判団に講義する」と報道されていました。ゲームの質の向上という面では必要なことかも知れませんが、それは高野連が審判団に質の向上を指導するものであり、勝つことだけに主眼をおいた監督のこころには、非常にさびしいものを感じます。

これは単にスポーツにとどまらず、何事においても「最後まであきらめないこころ」が人のこころに「いのちの根源や生への共感」を呼び覚ましてくれるものです。このような機会は、そう人生の中で数多くあるものではなく、一期一会ではありませんが、確実に体得していきたいものです。 

 

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