● トップインデックス>現在の格差の原因は・・・

最近、よく格差のことが報道されます。医療格差、賃金格差、地方と都市の格差、男女の格差などなど、格差の大安売りのような有様です。日本に生まれ、同じ日本人としてなぜこうも環境に違いがあるのかという議論は、あまりにも短絡的な感じがします。ある政党のコピーに「頑張った人が報われるのは当然だが弱者をきりすてる格差社会、政治体制をなくそう」というものがあります。日本語としても意味不明な文章ですが、内容も意味不明としかいいようがありません。

格差そのものは、有史以来めんめんと続いてきた現象です。古くは鎌倉時代も室町時代も江戸時代も経験してきたことだと思います。女性の選挙権にしましても、日本の場合は戦後になって初めて導入されるような有様です。それも、まだ占領下のマッカーサーによる五大改革の一つとして閣議決定されたような背景です。

格差に対する感性も、欧米と日本とでは、その背景に多少違いがあるようです。
キリスト教をバックボーンとした「権利と義務」を基盤とする欧米と、家長制度を基盤とする日本とでは個人に対する考え方に大きな開きがあり、たとえば、女性参政権の実現もその生立ちには根本的に異なる要素があります。

話が本題から多少それましたが、現象としてあらわれている格差は、実は根本はこころの格差ではないでしょうか?個々の人々の間の格差ではなく、この世の仕組みを作られた天(もしくは御仏)と人間とのこころの開きが拡がっているからではないでしょうか。現象としての格差は、資本主義の悪しき副作用に負うところが多いのですが、そのほころびを直すために、社会主義的な法律を作っても、格差の是正にはならないような気がします。

格差を感じないような「こころの醸成」こそが資本主義の呪縛から逃れえるひとつの道だと思います。

 

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