● トップインデックス>忘れていい事と忘れてはいけない事

人が生きていくうちには様々なことが起こります。いい事もいやな事も、おかまいなく押し寄せてきます。楽しい事ばかりでしたら、さぞストレスもなく、毎日快適な気持ちで送れるでしょうが、そうはいかないのが人の一生でしょう。

いやな事苦しい事があると、時間が解決してくれると昔の人はよく言いました。ひとつの処世訓でしょう。気持ちを安定させるための対処療法かも知れません。科学の進歩が著しい現代でも、説明できない、とりかかる事すらできない現象や摂理のようなものが存在します。人はまだ、生命を創造することも死をなくす手法も持ち合わせていません。おそらく、分かったことより分からない事のほうが、はるかに多いのでしょう。

人としての見識や持ち味も、同様に生まれてきた時から備わっているものではなく、生きていくなかで培われ醸造されて育成されていくものです。それはどんな時に培われるかといえば、さまざまな事柄に出合ったときです。その時々おきた事柄を、どのように自分で解釈していくか、あるいは解釈の方法をどのように見つけようとするか、で今まで分からなかった事知らなかった事に、初めて触れることができます。

ですから、ただ漫然と「時間が解決してくれる」のを待つのではなく、忘れたほうがいい事なのか、忘れてはいけない事なのかをよく考えて、せっかく訪れたいいチャンスを逃さないようにしましょう。いい事やいやな事は、差別することなく公平に降り注いでくれます。ある意味では、大変ありがたい事です。

一回見逃したら永遠に来ない性質のものではなく、何度でもチャンスはありますので、気落ちすることなく常に心がけていればいいと思います。早く、解釈できたほうがいいには決まっていますが、人生は死ぬまではたっぷり時間がありますので、今までを振りかえって「忘れてはいけない事」を思い起こして、精神とこころの世界をさまよってみるのも一興です。

 

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